GRAB(グラブ)は、東南アジアを中心に使われているタクシーアプリです。
日本ではUBER(ウーバー)の方が知名度がありますが、東南アジアではUBERが撤退し、GRAB(グラブ)が広く使用されています。
今回は、一度使えば感動するくらい便利なこのGRAB(グラブ)の使い方を徹底的にご紹介します!
海外タクシーのハードル
海外でタクシーを利用するのって、少し怖いなと思うことはありませんか?
- 言葉が通じない!
- 遠回りされてるかも・・
- 違うところに連れていかれるかも・・
- ボラれるかも・・
- メーターを使ってくれず、毎回値段交渉になる
特に私が面倒だと思うのは値段交渉です。
タイなど、東南アジアでは値段交渉のタクシーが多く、観光客には通常の何倍も吹っ掛けてきます。
学生の頃は、そんな値段交渉すらも楽しかったのですが、
今は面倒でしかありません。
また、英語がまったく通じず行き先を伝えるのに苦労することもあります。
しかし、これらの問題。
全てGRABで解決します!
詳しく解説しましょう。
GRABのメリット
- 運転手と一切話さなくていい
- クレジットカード払いが出来る
- 少額の現金を持つ必要がない
- 料金は事前に確認した金額のみ(空港料金や駐車代など別途費用が掛かる場合を除く)
- 現在地を確認出来る
などなど。
本当に「Hello!」でタクシーに乗り、「Thank you!」でタクシーを降りるだけ。
簡単な挨拶はマナーとして、本当に会話しなくても目的地に連れて行ってもらえます。
タクシーに乗ってからも、アプリで現在地を確認できるのでとっても安心。
GRABは運転手と客がお互い評価し合うように仕組みになっているので
これまで何度も利用しましたが、親切でまじめな運転手が多い印象です。
サービスが悪いと自分の評価を下げることになるため、しっかり対応される運転手が多いのでしょう。
GRABのデメリットや注意点
メリットだらけのGRABですが、デメリットや注意点をお伝えします。
使える場所が限られている
使用出来る国が限定されており、さらにその国の中でも使用できる場所が限られています。
都市部や観光地は多く走っていますが、すこし田舎に行くとGRABタクシーが走っていない場合があります。
また、逆に観光客が多く、GRABタクシーの奪い合い状態でドライバーが足りずマッチしないこともあります。
どこでも使える、というわけではないので注意が必要です。
GRABタクシーと合流しづらいことがある
基本的には簡単にGRABタクシーを見つけ合流できますが、
交通量が多い場所、停車スペースがない場所では発見できない場合があります。
私は以前にクアラルンプール駅前でなかなか落ち合えなかったことがありますが、なるべく目印があり、車の停めやすい場所を指定するとよいでしょう。
近くにいるのに見つからない場合は、
運転手とのメッセージ交換で、目印やお互いの場所など伝えてみましょう。
キャンセル料が発生することがある
以下の場合、キャンセル料が発生します。
・予約後5分以上経過した場合
5分以内はキャンセル無料です。間違えた場合やドライバーの評価が悪い場合などはキャンセルしましょう。
・10分以上ドライバーを待たせた場合
ドライバー到着後、10分以上待たせてしまうとキャンセルになることも。
乗る準備を確認してから予約した方がいいでしょう。
複数回キャンセルするとペナルティが発生
一定回数キャンセルを行うと、アプリが23時間使用できなくなるなどペナルティが発生します。
私は何度かキャンセル処理をしましたが、特にペナルティが発生したことはありません。
しかし、予約前に必ず目的地、金額等を確認し、不要なキャンセルは控えましょう。
通信環境が無いと使えない
GRABはスマホの位置情報をもとに車を手配しています。
日本でポケットWi-Fiをレンタルしたり、現地simカードを用意したり、通信環境が無いと使用できません。
※アプリの「位置情報を利用を許可」をオン
※現地simカードを利用するにはsimフリースマホが必要です。
GRABが使える国や地域は?
まず、アプリが使える国を確認しましょう。
2019年11月19日から日本(東京・京都・名古屋・札幌・沖縄)でもGRABが使えるようになりました。
これはGRABとJapanTaxiが提携したためで、JapanTaxiアプリに対応しているタクシー運営会社36社、タクシー台数1万3620台をGrabから呼び出せるようになったとのこと。対応するのは即時配車のみで予約配車には非対応とされています。
現在、GRABが使える国は9カ国です。
- タイ(バンコク、チェンマイ、プーケットなど主要都市)
- ベトナム(ホーチミン、ハノイ、ダナン 、ホイアンなど主要都市)
- カンボジア(プノンペン、シェムリアップ)
- マレーシア(クアラルンプール、マラッカ 、ペナンなど主要都市)
- シンガポール
- インドネシア(ジャカルタなど主要都市)
- フィリピン(マニラ、セブなど主要都市)
- ミャンマー(ヤンゴン、マンダレー)
この中ではタイ、ベトナム、マレーシア、シンガポールで実際に使用しました。
使えない地域で開くと下のような画面になります。
![GRABエリア外の画面](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
GRABの使い方
では早速、アプリの使い方です。
アプリを登録していれば、最初の画面はこんな感じ。
使用する国によって画面が異なります。
![grab登録画面1](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
クレジットカードの登録方法
フッターのpaymentを押すと下の画像に移ります。
私は既に登録しているのでVISAのマークが出ます。
登録できていない場合はAdd Payment Methodsをタップします。
![GRABクレジット](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
クレジットカードが登録出来ない?
しかし、次のようなエラーが出ることがあります。
実は対象エリアではない国や地域ではクレジットカードを登録することができません。(ここが不便!)
![GRABカードNG](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
登録するには、使用できる国や地域で登録するしかありません。
海外到着後すぐに使用したい方は、到着後wifi環境のある場所でお試しください。
東南アジアはとにかくsimカードが便利です。
日本で買えるsimカードや、現地でのsimカード購入は安くて便利。是非購入を検討しましょう。
目的地の設定方法
さて、クレジット登録は現地で行うとして、
目的地の設定を説明します。
一番最初のHOMEの画面に表示されている「Transport」をタップ。
![grab登録画面3](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
すると次の画面がこちら。
インフォメーションを確認し、問題なければ「Agree」をタップします。
※2020年6月現在この画面が出てきません。出ない場合は飛ばして次に進めてください。
![grab登録画面2](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
次に現在地が表示されます。
(ベトナムのダナン空港にいます)
![GRABダナン空港](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
青色の丸が現在地であり、GRABタクシー出発地点になります。
通常、乗る位置は自由に選べますが、
緑色の丸のように予め設定されたポイントも選ぶことができます。
このポイントには今回のような空港の出口や、ホテル、お店など、ある程度有名なところが表示されます。
出発地点が決まったら、今度は目的地の設定をします。
I’m going to…部分をタップ!
画面が切り替わったらもう一度I’m going to…部分をタップして施設名を入力します。
現在地で選びたい方は右上にあるマークをタップします。
![](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
私はホテルをSaved Placesで登録しておきました。
特にホテルは
・空港とホテルの往復
・ホテルと観光地の往復
と設定に使用することが多いので、登録しておくと便利です。
さて、目的地を決めるとこんな感じ。
![ダナン空港からホテルへ](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
出発地点から目的地へのルートが表示され、
実際にかかる値段も表示されました。
例え渋滞や運転手のミスで道を間違えても、この値段以外請求されることはありません。
予約前には必ずプロモーションコード(Promo)をチェック!
たまたまキャンペーンを行っていることがり、お得に乗車することができます。また、新規登録や友人からの紹介キャンペーン、としてクーポンを使用できることがありますので、プロモーションコード(Promo code)があれば、予約前に入力しましょう。
ちなみに車の種類を選びたい場合は、車のマークをタップ。
すると種類と金額が表示されるので希望に合わせたものを選べます。
![GRABの種類](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
車であれば、Grab Car やGrab Taxiを選択します。
右に記載されているVNDはベトナムの通貨、その横の数字は金額を表します。
1-2minはタクシーが来るまでの時間です。
BOOKを押すとドライバーとのマッチングが始まります。すぐにドライバーが見つかり、このような画面になります。
車のナンバープレート、色、車種が書かれているので、近くに着いたらこの情報を元に探します。
![GRABドライバーマッチング画面](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
問題なければ、このままドライバーの到着を待ちます。
操作をやり直したい場合はキャンセルしましょう。
キャンセル方法
![GRABキャンセル画面](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
CANCEL BOOKINGをタップし、確認画面が出ます。
Cancel Anyawayをタップ。
![GRABキャンセル画面フィードバック](https://leoleophoto.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
キャンセル理由を選んで、フィードバックします。
予約車と合流
予約が済むと、予約車が指定した場所に来てくれます。
スマホ画面でもその位置が確認出来るので安心です。
空港など人が多い場合は、自分のマッチングしたタクシーを探しづらい場合がありますが落ち着いて探しましょう。
お互いメッセージは出来るので、着いてるのに発見できない場合は具体的な場所など聞いてみてください。
近くに来たら「車種」「ナンバー」「カラー」でタクシーを探し、無事に発見出来たら乗り込むだけ!
ですが、念のためにドライバーに行き先を確認しておくと間違いありません。
目的地到着後にやること
目的地に到着すると、ドライバーの評価を行います。星の数で評価するのですが、忘れないように早めにやりましょう。
やることはたったこれだけ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
以上がGRABの登録方法、使い方です。
使ってみるまでは不安だと思いますが、
使うとコレなしには旅出来ないくらいスーパー便利です。
ちなみに面白い本があったのでご紹介します。
アマゾンでも高評価です・・!
Grab bikeからのホーチミン: 急成長中の街を眺めながら歴史、経済、文化まで語る前衛的ベトナム論 (元気もりもり文庫)
是非、GRABを使って快適に旅を楽しんでください!