パッフィンビリー鉄道は、1900年に建設されオーストラリアで最古の保存鉄道。
レトロな蒸気機関車が多雨林が生い茂るダンデノン丘陵の森林地帯を走り抜けるので、自然も満喫できる観光スポットとしてとっても人気なんです。
カップル、お子様連れも多く、日本人家族も見かけました。
レトロな駅舎と蒸気機関車、まるで別世界のような雰囲気にゆったりと流れる時間は平和そのものでした。
しかし、この鉄道旅を楽しむには【座席選び】が超重要なんです。
その理由と、120%楽しむための情報をお届けいたします。
パッフィンビリー鉄道とは
1900年に建設されたオーストラリアで最古の保存鉄道です。
もともとは地域の農家や林業家のために建設され、人・材木・家畜・じゃがいも・植物など、あらゆるものを輸送していましたが、1954年に閉鎖。
その後1962年に観光列車として現在も親しまれています。
このパッフィンビリー鉄道は主にボランティアによって運営されていることからも
人々にとって大切な存在であることが分かります。
クリスマスデイ(12/25)以外毎日運行!
始発から終点までの以下の5駅の約25キロを約2時間かけて走ります。
・Belgrave(ベルグレーブ駅) ※始発
・Menzies Creek(メンジーズ・クリーク駅)
・Emerald(エメラルド駅)
・Lakeside(レークサイド駅)
・Gembrook(ジェムブルック駅) ※終点
「パッフィンビリー」とは「煙を吹き上げるヤカン」という意味で、
現存するイギリス最古の機関車から名付けられたそうです。
アクセス
パッフィンビリー鉄道に乗るためには、
「フリンダースストリート駅」「メルボルンセントラル駅」から1時間10分で終点ベルグレイブ(Belgrave)駅に向かいます。
乗り継ぎなしで行けるので簡単です。
到着後は、プラットフォームの青色の線に従って進んでください。2分程度歩くとパッフィンビリー鉄道のチケット売り場&乗り場が見えてきます。
チケット購入方法/料金
チケットは当日でも買えますが、事前に予約していたWEBチケットを窓口で確認し、発券してもらいます。
当日のチケット料金は以下の写真の通りです。
チケットを手にしたら、お土産屋さんの中を通ってホームへ向かいます。
機関車に乗る前にチケット確認があります。
時刻表
最新の時刻表は公式HPからご確認ください。
出発時刻 | 出発駅 | 終点 |
10:30 | Belgrave(ベルグレーブ駅) | Lakeside(レークサイド駅)まで |
11:10 | Belgrave(ベルグレーブ駅) | Gembrook(ジェムブルック駅)まで |
12:30 | Belgrave(ベルグレーブ駅) | Lakeside(レークサイド駅)まで |
14:30 | Belgrave(ベルグレーブ駅) | Lakeside(レークサイド駅)まで |
11時10分発のみ終点Gembrook(ジェムブルック駅)まで行けます。もちろん、途中のLakeside(レークサイド駅)下車でもOK!
おすすめコース
パッフィンビリー鉄道でおすすめなのが、
Lakeside(レークサイド)駅までの往復。片道1時間なのでゆっくり電車旅が楽しめます。
終点のGembrook(ジェムブルック駅)までは片道1時間50分。往復だと5時間程度かかるので、レイクサイド駅までがちょうどよいです。
ちょうどいい理由
・最大の見所「トレッスル橋」が見られる
・レイクサイド駅周辺の雰囲気が素晴らしい
・風景があまり変わらないので、片道1時間の乗車で十分
※森林地帯なので、木ばっかりです
・長時間の乗車はおしりが痛くなる
レイクサイド駅で降りると、戻りの出発時間まで、周辺の湖や公園でのんびり過ごします。
レイクサイド駅の中には簡単な軽食買えるので、
私はミートパイを買って公園のベンチで食べました。熱々でとってもおいしいので、是非!
また、湖では簡単なアクティビティがあるので、暇つぶしにはなります。
【重要】座席選びと見所
一番重要なのが座席選びです。
チケットの種類によりますが、基本的に自由席。早い者勝ちです。
往路は進行方向の【右側】
復路は進行方向の【左側】を確保してください。
また、出来ればどちらも【後ろの席】に座るとよいです。
この座席選びの理由は、
パッフィンビリー鉄道の代表する景色「トレッスル橋」を渡るシーンを撮影するため。
始発駅であるベルグレーブ駅から600mほどの場所にある、
全長約85m、高さ約13mの木製の橋で、パッフィンビリー鉄道最大の見どころである
私は【右側】に座れたものの、「トレッスル橋」に気づくのが遅れてしまいました。。
気づいて慌てて撮ったものがこちら。
出発後すぐに見所が出ますので、シャッターチャンスをお見逃しなく!
ちなみに左側に座ってももちろん楽しめると思うのですが、
「トレッスル橋」が見えないばかりか、開けた景色が右側に比べて圧倒的に少ないんです。
同じ景色が続くので、やはりおススメは【往路右側】【復路左側】で【後ろの席】です!
往復される方は2回チャンスがあるので、座席の確保を頑張ってください。
禁止事項
- 走行中に足を投げ出す
- 走行中にドアを開ける
- 車両のレッジの上に座る
- 線路の上を歩く
- 電車の前部を触る
- アルコール飲料を飲む
パッフィンビリー鉄道を調べると、足を投げ出した状態で楽しんでいる画像が見つかると思います。
しかし、最近は電車から足を投げ出して乗車することが禁止されています。。
注意表示の案内もあり、
誰もそのような行為はしていませんでした。
ツアープランもある
HIS,VELTRA,KKdayなど現地オプショナルツアーでは、半日観光ツアープランなどあります。
ランチが含まれたツアーもあるので、要チェック!
まとめ
オーストラリアのパッフィンビリー鉄道、いかがでしたでしょうか。
市内からもアクセスしやすく、日帰りも十分可能です。
印象的だったのが、ボランティアスタッフの方々。
みんな陽気で明るく楽しんでいたので、雰囲気がとっても最高でした。
鉄道に、人に癒される旅。
メルボルン観光に時間があれば是非訪れてみてください。